ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





蓮はあたしから離れると、床に座りベッドに寄り掛かった。



あたしも押し倒されたままでいるわけにもいかないから、



蓮の隣に座ろうとしたけど、気まずくなるのが分かってたから、そのままベッドの上に座ってることにした。



それから少しの間沈黙が続いて、部屋は静かだった。




「タバコ吸ってくる」




その沈黙と静けさに居づらくなったのか、蓮は立ち上がろうとした。



だけど、あたしはそれを阻止した。




「窓開けてならここで吸っていいよ……灰皿あるし」




中学生の時のつるんでた女友達は、みんな門限を守る真面目な子………なわけはなく、


門限があるのかさえ分からない“不良少女”ばかりだった。



その友達が家に来ればタバコを吸うから、その中の誰かが灰皿を持ってきてて、それが今あたしの家に置いてある。




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