電話の相手は女の子からで、
その子は友達何人かで遊んでるらしく、朔たちも一緒に遊ばないかという………誘いの電話だった。
もちろん彼女いない組はさっきまでのかったるそうな感じから一変して、一気にテンションが上がり。
短時間で身支度をすると、『んじゃ、行ってくっから』と、彼女いない組はたまり場を後にした。
あたしと蓮と晶乃と啓介の4人になり、広くなった感じがして解放感を味わってると、
「あたしたちこれから映画観に行くから、2人でごゆっくりー」
それこそ短時間で支度を終えた晶乃と啓介は、すぐにたまり場を出ていってしまった。
「……」
「……」
取り残された……あたしと蓮。
マジっ?また2人きり?
まぁでも、2人きりって言っても家にはお母さんとお父さんがいるんだから、実質2人きりじゃないしね?
そう思って安心してたあたしの耳に………たまり場のドアが開く音が聞こえ、お母さんが顔を出した。
「お母さんとお父さんデートしてくるから。留守番頼んだわよ?」
顔を出したお母さんはそれだけを言って、あたしの返事も聞かずにドアを閉めた。
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