久しぶりにみんなのバイトの休みが重なったある日。
エアコンが効いた涼しいたまり場で、みんなでだらけていた。
「もう外出たくねぇ。つーか夏休み終わるまで出れねぇ。うん。これは出たくないとかじゃなくて出れねぇ」
誰かに話し掛けてるんだろうけど、みんなめんどくさくて相手にしないから、自然と一人言を言っちゃってる大雅。
さっきから一人言ばっか言っててうるさいって思ってたけど、
もうここまで相手にされてないのを見ると、可哀想になってくる。
「止めてよ泊まんないでよ?夏休み終わるまでいられたら、内緒な話かなり迷惑だから」
そして結局、あたしが大雅の話し相手になってあげちゃうのがいつものパターン。
「冗談だし、そんな泊まるわけねぇだろ。お前バカ?」
救世主のあたしを、大雅は“バカ”呼ばわりしやがった。
「バカじゃないし、バカって言う方がバカなんですー」
「つーか内緒な話とか言ってっけど、声に出してる時点で内緒じゃねぇからな?迷惑って嫌な2文字聞こえてるからな」
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