ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





その話かなり最初の方のじゃん!


じゃあ最初からあたしたちの話聞いてたってこと?




ヤバい――…と、すごく焦って冷や汗が出そうになった。




「しかも俺、澪ちゃんに警戒されてんだろ?」



やっぱり遊び人はしっかりと聞いてたらしい。



「警戒しなくても何もしねぇから安心して」


「そ、そんなの分かってるから」


「へぇ?じゃあ何でさっきから俺から微妙に離れていってんの?」


「うっ…」



痛いところつかれた。



だって危険すぎるから……。



あたしは徐々に遊び人から離れていった。




.