「新しいのもう１個食べれるわけないじゃん！」
「ん？」
「ん？じゃなくて！てか、もういーよ、許すから」
このやり取りがめんどくさくなってきたから、結果許すことにした。
それなのに、このバカ男は感謝してないらしく。
「ギャッ！」
また脇を突っついてきた。
「止めてよバカっ」
「やべぇ、反応ツボる」
あたしの反応を見て笑ってる蓮にムカついてきて、あたしは蓮の横にあるタバコ１箱を奪った。
もちろん反撃目的で。
「おい、タバコ」
「何、タバコがどうしたの？あたし取ってないけど？」
「逆に何も言ってねぇけど？タバコ取られた、なんて」
「うっ」
反撃したはずが自爆してしまった哀れなあたしを、何か企んでるような目で見てくる蓮。
今度は何……？
あたしがそんなことを考えてるうちに、蓮が腕を伸ばしてきた。
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