整った眉に切れ長の目、唇は薄く、髪の毛はやっぱり………キレイなキャラメル色。




朔も双子ながらかっこいいと思ってたけど、正直朔以上にかっこいい人は今まで見たことなかった。




性格はかなりの難ありだけど、容姿だけは誰よりもかっこいいと思ってた。




でも、この遊び人は…………朔とはまた違うかっこよさがある。



というか、朔よりかっこいい。




こんなかっこいい人が世の中にいたなんて―――……と思ったところで、ふと我に返った。




「なに?なんか顔についてる?」



それはこの遊び人が口を開いたからだった。




「え、あ、いや別に…」


「つーかさぁ、それ貸して」


「え?」




いきなり遊び人はあたしが持つコーラが入った袋を指差した。




え?なんで?




もしかして――…。



気づけば、遊び人に袋を持っていかれてた。




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