立場が逆転して気持ちがいい。



これまた啓介が珍しく疲れきった顔をしたとき―――……



すっかりいないことに気付かなかった拓斗が入ってきた。



それと同時くらいに、爆睡してた大雅が眠そうに目を擦りながら起きて、あたしの啓介への『ヘタレ』いじりは終了した。



………結局、啓介はプールで告白することになった。



啓介は『無理無理』とヘタレ全快だったけど、


告白しなかったら、プールに行った後みんなに焼き肉を奢らなきゃいけないっていう罰を決めたため告白しなきゃいけない状況になった。



でも、最後には『告白してやっから、お前ら見とけよ』


………と、みんなの前で宣言した。




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