ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





コーラを飲んでた啓介は、あたしの言葉のせいでむせた。



ゴホゴホと咳き込んでる啓介を見て、焦ってる啓介が新鮮で少し楽しくなってきた。




「お前っ…、いきなり何だよっ」


「何が?ただそう思ったから聞いただけじゃん」


「聞いただけじゃんじゃねぇよっ。いきなりそんな質問するやつがいるかよっ」




啓介は声は出せるようになったみたいだけど、焦りもあってか、いつもと話し方が違う。



こんな啓介見たの、初めてかもしれない。




「だって気になったんだからしょうがないじゃん。あたしだけが知らないなんて、仲間外れじゃん」


「な、何がだよ」


「啓介が晶乃にプール来てほしいんでしょ?蓮の言い方からしたら、そういうことじゃん」


「……」


「しかも啓介いつもと違うし」


「……」


「てか、気付いてるんでしょ?」




本当は晶乃の気持ちに、気付いてるんでしょ?




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