椅子に座ることさえ許されず 職員室の真ん中に 座らされる あいにく 土曜日はこの先生しかいない 沈黙がつづく 聞こえるのは コピーの音と 隣の部屋から聞こえる 友の笑い声 おとなしく 座っていれば 後ろから わたしを抱き抱えるように 座る先生 わたしの体は びくっと 拒否反応を示す だけど先生は そんなわたしをみて すこしばかり笑みを うかべるだけ