「さくらは何歌う?」
「ん―自分で入れるからいいよ―」
「了解―っ」
春がそう言いながら、歌を選曲する。
――♪♪♪♪
「うわっ!うるさ!!」
音を大きくし過ぎてた!
すぐに音量を下げた。
「ビックリしたね―…」
「あぁ……」
音量には気をつけないと。
「カラオケって特に密室だから響くんだよな。」
「だね―…」
……ん?
密室……
っ!!
そ、そうだ!ここは密室なんだ!!
な、なんか、今さらドキドキしてきた。
「ちょ、ちょっとトイレ行ってくるね」
「おぉ!」
って、あたしのバカ―っ!
逃げたって意味ないじゃない!!
トイレに向かい、鏡とただにらめっこをする。


