「へぇ―…」 え……? な、なに? 機嫌悪い……? 「他にケガは?」 「あっ、大丈夫……」 「じゃあなんで口ばっかり触ってるわけ?」 「……へ?」 ――ドキッ 下から覗き込まれるようにして、あたしを見つめる 無意識に手が口を触っていたことに気づき、パッと離した 「口、ケガでもした?」 「ち、違う……」 動揺するな…… 動揺したらバレちゃう…… キスしたなんて春にバレたら…… やっと…… やっと付き合えたのに……