「一応、借り物競争なんでお題の紙を見せてもらっていいですか?」
そう言って役員の男が手を出してくる。
「あ、あのさ……」
「はい?」
「このお題の内容、周りには内緒にしてもらっていいかな?」
「え?」
不思議そうに頭を傾げ、俺の紙を見てから……
「あぁ―…、そういうことですね」
そう言ってニヤッと笑った
っ///
やっぱりやめときゃ良かった……
「ねぇ、春。あたしは何の借り物だったわけ?」
「へっ!?」
自分のクラスに帰ろうとした時に言われた言葉
「いやぁ―…、何だろうね―」
「は?」
「忘れた!!」
「はあ!?」
こうなったら忘れたことにしよう!
……無理があるけど。


