「俺は…「好きになろうとか思っている時点じゃ、相手のことは好きになれねぇ―よ。」
「……え」
「好きだから、さらに好きになるんだよ。」
真剣な瞳が俺を見る
「その好きがない限り、いつになってもお前は答えが出ない。」
「っ……」
「春、逃げるな。さくらちゃんの気持ちからも……。自分の気持ちからも」
逃げる……?
俺は逃げているのか……?
さくらから……
自分から……
その日はその拓海の言葉が、1日中頭から離れなかった……
休んで空いているさくらの席を見ては……胸が苦しくて堪らなくなった……
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