「…確かにワタシ、ジョーに睡眠薬入りの紅茶を勧められて飲んじゃったけど…なんでワタシにそんなもの飲ませたの??…犯行が分かってたのなら木村くんに飲ませれば良かったのに…」
「…オレが冴子に紅茶を飲ませた理由は、ただ1つ。木村に犯行が上手くいっているように思わせたかったから…」
「…犯行が上手く?」
「あぁ、その証拠にオレの予想通り冴子は感情的に動いてくれた。もし全てを知っていたら、あんな自然な行動を取れてないはずだ。知らなかったからこそ出来た訳だ。そのおかげで第1、第2の殺人に誰も疑いを持たなかっただろ?…まぁ、犯人の木村自身が第1の犯行では由里さんを第2の犯行はアリバイ作りの為に弥生さんが博美さんを襲ったが、それも上手く殺していたと思っていたくらいだしな。実際本人達が朝には血まみれになって死んだフリをして寝ていた訳だが…検死をしたオレ以外はただの死体にしか見えないのは必至…」
ジョーが、そう言いながら木村に目を向けると木村は…
「…オレが冴子に紅茶を飲ませた理由は、ただ1つ。木村に犯行が上手くいっているように思わせたかったから…」
「…犯行が上手く?」
「あぁ、その証拠にオレの予想通り冴子は感情的に動いてくれた。もし全てを知っていたら、あんな自然な行動を取れてないはずだ。知らなかったからこそ出来た訳だ。そのおかげで第1、第2の殺人に誰も疑いを持たなかっただろ?…まぁ、犯人の木村自身が第1の犯行では由里さんを第2の犯行はアリバイ作りの為に弥生さんが博美さんを襲ったが、それも上手く殺していたと思っていたくらいだしな。実際本人達が朝には血まみれになって死んだフリをして寝ていた訳だが…検死をしたオレ以外はただの死体にしか見えないのは必至…」
ジョーが、そう言いながら木村に目を向けると木村は…

