「…木村は嫌だったんだよ。クラスの誰とでも仲良くしていた冴子を失うのを…イジメを知って、事を荒立てたくなかったんだ。…だから当時から付き合っていた弥生さんや親友の永山くんには強く念を押していたそうだ。」
「えっ?木村くんと弥生って付き合っていたの??」
「…うん。」
弥生はコクンとうなずいた。
「…そして10年…木村は一本の電話から今回の殺人劇を考え付いた。それは由里さんからの挑発的な電話だった…」
(『~1ヶ月前~』
「…プルルルル」
「もしもし、木村ですけど…」
「もっしー、上田由里ですけど…木村和夫さんのお宅ですか?」
「…!…な、なに?なにか用??」
「なによ、その言いぐさは~。10年ぶりに高校時代の同級生から電話がかかってきたんだから、ちょっとは喜びなさいよねぇ。」
「えっ?木村くんと弥生って付き合っていたの??」
「…うん。」
弥生はコクンとうなずいた。
「…そして10年…木村は一本の電話から今回の殺人劇を考え付いた。それは由里さんからの挑発的な電話だった…」
(『~1ヶ月前~』
「…プルルルル」
「もしもし、木村ですけど…」
「もっしー、上田由里ですけど…木村和夫さんのお宅ですか?」
「…!…な、なに?なにか用??」
「なによ、その言いぐさは~。10年ぶりに高校時代の同級生から電話がかかってきたんだから、ちょっとは喜びなさいよねぇ。」

