「…おっ、おいおい…大丈夫じゃなさそうだな…」

ジョーは冴子の肩に手を当て心配しながら声を掛けた。

…するとジョーの背後から…

「…ハァ…ハァ…冴子ちゃん…誰なの?その男は…もしかして…彼氏なのかい?」

「…えっ!?誰?」

(!?)

荒い息遣いをした男がジョーと冴子の前に現れた。

「…ねぇ、彼氏なの?ねぇってば…羨ましいなぁ…ははは…」

(…コイツ、狂ってやがる…)

ジョーは危機を感じ冴子を自分の背に回してかばった。