うたかた

そう思いながら点滴を引っこ抜く。
よし、左抜けた!
そう思った瞬間斉藤が入ってくる。


2,3質問して退院は
出来ないことなどを告げる。
立ち去りかけながら振り返り
布団をめくり呆れた声を出す。


「まったく、君は・・・」
あたしは再度より頑丈に拘束された。
まったく信じられない。