教室―。
今は,昼食の時間。目の前には,私の親友岡田皐月が座っている。
皐月は,前髪がパッツンで黒髪のストレートヘアーでいわゆるクールビューティー。私と並ぶと同じ年には見えないだろう…。
「皐月ぃ…」
私は死にかけた声で皐月に救いを求めた。
「また,秋人君?」
「うん…。」
告白から一ヵ月…あれから秋人は,毎日毎日まるで私をパシりの様に使う。全く付き合ってる感じがしない。そして,そのコトを毎回,皐月に相談している。
「ねぇ,新香さぁ後,一ヵ月で誕生日だょね!」「うん。」
「秋人君をデートに誘っちゃいなよ!」
「デェ…ト?」
「そおだよ!!」
「それいいかも★」
私の頭の中が薔薇色になった…
「新香?」
皐月が,あぜんとしてる。
「ん?」
「よだれ出てる…。」 「えっ!」