「ねぇりぃ〜」

酔っ払ってきた皆はダラダラモード。
酒が少ししか飲めないあたしはぐったり。

「…はい…???」


朦朧とした意識の中その声に反応する。


「実はね、今日呼んで貰ったの、俺が頼んだの…」


「…あなた、だ〜れ??」


「…りぃ、起きてる??」


−その声に反応する事なく、私は眠った。






−ブ.ブ.ブ


マナーモードに設定してある私の携帯が鳴り響く。

重い頭を机から起こす。


「頭いた〜…い………あれ?もう夜…?あたしいつ寝た??」

ぶつぶつぼやきながら携帯の画面を見ると、もう夜の9時だった。


−やばい!帰んなきゃ!
今日はお母さんと用事がある!


私は自分の荷物を持って部屋を出た。
皆はまだ爆睡。


あ、美姫に一言言っておこう。

「みき〜…先帰るね、」

小声で寝てる美姫に話しかける。

「ふぁ〜…い…」

眠そうに答えると再度美姫は爆睡した。


床を見ると大量の空き缶。

いったいこの人達、いつ飲んだの。



私は急いで部屋を出ると、エレベーターを待っていた。