「え!」

「この破廉恥野郎め!」

私は二度言いました。

「そんなそんな!そんなつもりは全然ない!」

「そんなつもり、ってどんなつもりなんだよ!」

「違うってば!」

「竹の中にいた私を軽い女だと思ってるんですか?」

「違うってば!全然そんな風に思ってないってば!」

「本当?」

「本当だ!」

「じゃあ中に入る」

「え?」

「玄関まで中に入る」

「あ…そうする?」

「何か飲みたいもん」

「じゃあ…どうぞ」