俺が首輪を外して数週間。


……元々、彼の部屋でだけだったから
いつも着けてた訳じゃ無いけど。

やっぱり時々は着けられるし。



場所も関係も変わる事無く彼の部屋。


何でもない日だけど、唐突に彼が言った。


「プレゼントがあるんだ」


そして小さな箱を渡される。

シンプルな黒い箱に、
綺麗なリボンが結ばれている。


「……何?」

「開けてみてよ」


促されるままに、リボンを解く。