「じゃあ、あたしも帰ります」



「駄目っ、冷やすのが先」





無茶言わないで、
眉をしかめながら
神山先生はふう、と溜息をつく




あたしは涙が止まらない目を
押さえて
ぃーです、と言い放つ




早く帰りたい、
スクバを持って
立ち上がり一礼をして
すぐあたしは出口に歩いた





   がたん、



「ちょっと、さっきの聞こえてた?」



「自分家でやるからいいです」




神山先生が椅子から
立ち上がる音と同時に
不満気な声