切ない恋物語

「今日はありがと」
夢果は言った。
「楽しかったな」
「うん」
「いつでも、頼ってよ。俺、力になるからさ」
俺は言った。
「ありがとう」





「ここで、いいよ。すぐそこだから。送ってくれてありがとう」
「また、明日な」
夢果は歩いていった。





夢果。





俺、もっとおまえのこと知りたくなったよ。





おまえのすべてを知りたいって思ったよ。