「このまま母親と
ぶつからずにいたらあたしは
いつまでも過去を振り返り
ながら生きていかなきゃ
いけなくなる…北海道には
みんながいて義家がいて…
甘えちゃうから…
あたしは一人で頑張って
みたいの」

「――ったくしょーがねぇな
いーよっお前が決めた
かんならっ」

「ちょっ…ねぇ義家
あたし義家のこと好きだよ」