出会いは密室で[完]





え...――――――――――


この声...

あたしはパッと
桐野くんの腕を振り払って



すぐ声のする後ろを振り返った。



「冴美...さん……」

「冴美...」



案の定、


そこには冴美さんが
歯を食いしばって立っていた。