どうして桐野くんがあたしをっ...。 「も...しかして、助けて...くれたの?」 「...感謝しろよな」 顔は見えないから よく分かんないけど…。 ちょっと照れてる?... ……。 って...いつまで抱えてるの...? なんてゆうか... もう心臓もたない……。 でも、 この手を振りほどくのは 惜しいと思ってしまう自分がいた。 「な、に...してるの?」