あたしが

キス...されてるところ。



桐野くんが来たのに驚いて


周りの男の子たちは全員
あたしから離れていく。



あたしはそのまま

乱れたチャイナ服を
直すこともできず


放心状態で座っていた。




「お前ら...中学の......」


「なんだ覚えてんじゃん。久しぶり、桐野く~ん」

「俺らだいぶお前のこと嫌いなんだよね」

「そうそう。まぁ、有沙は違ったみたいだけど?」



有沙ちゃん...。


桐野くんは
有沙ちゃんの方を向いた。





有沙ちゃんは目線をそらす。