出会いは密室で[完]






『遥人ぉぉ!至急戻って来い!』



……。


ぷっ...。


スピーカーから聞こえてきた言葉に
思わずあたしは吹きだしてしまった。


「笑うな...」


「ごめんごめん、ほら。行ってきなよっ。桐野くんがいないとお店繁盛しないんじゃない?」




そういうと桐野くんは
スッとあたしの手首を離した。



「じゃあ...行ってくる」


「あ。あたしもいかな」


「お前は来なくていい。」



なっ...。

ガラッ―――――――――



そんな言葉を残して
桐野くんは廊下に出た。




どうしよっかなー…。


着替えるには
コスプレ喫茶の教室に戻って

制服取りに行かなきゃだし…。