あたしは引っ張られるがままに 身を預けてしまったので、 身体の一部が色々痛い。 「どうしたのいきなりぃ…」 引っ張ってきた張本人、 茉那を見据えて あたしは問いかけた。 「優科さ、図書室に閉じ込められたって言ってたよね?」 「あぁ…うん」 茉那には翌朝、 図書室で男の子と2人で 朝を迎えたことを話していた。 もちろん、 あたしがその人に 恋をしたってことは避けて。