かっこ...よすぎだよ。




「優科?」


独り占めしたいなんて


思うだけ無駄なのに




あたしの心を支配するのは
いっつも

そんな気持ち。


「田嶋優科。」

パシッ―――――――――


「い゛っ...」



感情に振りまわされていると

上から
桐野くんの手が降ってきて


それは
あたしの頭の上に
ポンッと乗せられていた。