『桐野遥人』――――――――



うそ…。


「桐野、くん...じゃん。」

「なに、知り合いなの?」


質問をする茉那を横に、
あたしは放心していた。


1位の横には、
あたしが好き『だった』人の名前が


刻まれていた。



あんな短い時間で
まさか自分が恋することになるなんて


思わなかったけど...。