出会いは密室で[完]






「...桐野くんに......スされた」


「なに?聞こえない」


もじもじと
俯きながら話すあたしを


面白そうな顔をして見る茉那。



「キスされた...」




周りに聞こえない程度の
小さい声で囁いた。




その瞬間


茉那は一時停止して




目を丸くして...


「えぇぇぇ?!!!」



と叫びました。