キュンッ――――― なんだこれ。 なんだこれ。 なんか心臓飛び跳ねてるし、 顔から全身が熱いし…。 桐野くんが変な事言うからだよ…。 「か、彼女居る人が...他の女の子にこーゆうことしていいの?」 「知らない」 「彼女さん悲しむんじゃない?」 「んー…」 あれ… この感じはもしかして...。 あたしは彼の頭が乗っかっている 肩を動かさないように、 そぉっと顔を覗き込んだ。