もしかして。 女慣れしてる...とか。 「あり得る…。」 「は?」 「ねぇ、桐野くんって彼女いるの?」 あたしはつい、 彼の方を向いて身を乗り出した。 ドックン、ドックン…。 なんだろうこの緊張感...。 ただ桐野くんの回答を 待ってるだけなのに...。 さっきから... ほんとあたし、ずっとおかしい。 「いるよ」