出会いは密室で[完]





うそ……。


あたしは息をのんだ。



「うそッ、桐野遥人くん?!!」

「キャーッ」

「やっぱかぁっこい~…」

「でもなんで??」



周りの女の子たちが
ざわざわと騒ぎ始めた。



さっすが学園のアイドル...。





「文化祭の紙...貼っておくので。」



黒板横の掲示板に
『文化祭について』と記された紙を


桐野くんは貼り付けた。




もちろん女子からは
『きゃっこいぃ~』という黄色い声。