自分で抱きしめたくせに... なに照れてるんだろ? 「み、南?もうお風呂沸いたんじゃない?」 「...うん」 バカ南…。 あたしの顔も見てくれない。 ザー……。 シャワーが お風呂の床を叩く音が漏れる。 「なんかあったのー?あんたたち」 いきなりにやにやしながら お母さんが訪ねてきた。 「な、なんもないって...」 「ふぅ~ん。つまんないの」 変なとこ鋭いなこの人...。