あーあ…。 いいなぁセーター...。 あたしが羨ましそうに セーターを見つめていると 「セーターはやらねーよ。」 なんて言いながら鼻で笑った。 なんてやつっ…。 普通そこは自分の身を呈してでも 女子を優先するのが当然でしょ? 「ほんと最悪...」 彼に聞こえないよう、 あたしはぼそっと呟いた。 「誰が最悪だって?」