ドンドンッ...


ん?


扉を叩く音が鳴り響く。


時計を見ると、8時半。
こんな時間に誰だろう...。



「ほぁーい」


ご飯を口に含ませながら
ギシギシとなる扉をゆっくり開けた。



「えっ......」


あたしは
口の中のご飯を

驚きのあまり、
噛まずに飲み込んでしまった。



「久しぶり、優科」