出会いは密室で[完]




なんだこれ…。

めちゃくちゃ動揺してるあたし...。


「な、なにがおかしいの?」

動揺しているのがばれない様に、
わざと大きな声で質問した。


「そりゃ...、当たり前だろ」



まだ腹を抱えて
笑いをこらえながら話している。


「当たり前...?」

「あんた、ちぃせーうえに色気ゼロだし。」

「な…っ!?」




小さくて色気がないから
自分と同い年に見えないのは


『当たり前』


って言いたいのかこの人は...



かっこいいくせに性格は極悪!



「サイテーッ!」


ありえない。
もうますますありえない。



この人と一晩中一緒なんて、
はらわた煮えくりかえります。