出会いは密室で[完]





「冴美?」

「...遥人」

「あれ...優科だよな?あいつどうしたの?」




突然現れた彼は小さくなった
あたしの背中を指した。



「優科ちゃんのお母さんが...交通事故に遭ったって」


「……それほんと?」


「今から病院に行くって...」


「......俺、腹痛いから早退するって言っといて」



彼はあたしたちの方へと走って行く。



「ちょっ...遥人?!」


一人残された冴美ちゃんは、
呆然と廊下に立ち尽くしていた。



「優科ちゃんが...羨ましい。」