出会いは密室で[完]




血の気が引いていく。


訳も分からず、
先生に誘導されて廊下を歩くあたし。

茉那が肩を持ってくれているにもかかわらず、


足の位置を把握できなくて
ふらふらしながら歩く。



「大丈夫だよ優科。絶対...絶対大丈夫。」

「……。」


口が震えて動かない。


でもきっと、
病室に行ったら


『擦り傷だけだった』

とか言って
お母さんへらへら笑ってるんだろうし...



ドクン...

きっと...きっとそうだよ。



「優科ちゃん...?」