そんな人に...
勝てっこないよ。
大体、
桐野くんはあたしのこと
女の子として見てくれてるのかな...
「冴美ちゃんだって、ただの女子高生じゃん。」
「え?」
当たり前のような口を叩く茉那。
「まぁ...見た目は置いといて」
はは……。
確かにその通りだ。
「それ以外は全部、優科と立場は一緒だよ」
「でも...」
「あたしは全然、優科が不利だとは思わないよ?」
茉那……。
そうだね...
確かに、冴美ちゃんは
みんなから一目置かれる美人で、
優しくて、
しかも彼と幼馴染で...。
でも―――――――
桐野くんを好きな気持ちは
絶対負けない。
好きになった順番なんて
関係ないよね。
冴美ちゃんだって...
あたしと同じ、普通の女の子なんだから。

