「ここ、テストに出すからなー。」


おっと...。

あたし
田嶋優科、15歳。



最も苦手な数学の授業で
マーカーを片手に居眠りしていました。



やばいやばい...。
危うく聞き逃すとこだった...。



いまは6月下旬。
もうすぐ期末テストが始まります。



それも、



あたしにとっては
ただのテストじゃなくって...。