それから私達はいっぱい喋った学校のこととか。苦手な教科とか…
そして加藤さんの彼女歴とかも、かなりの遊び人であったことも何もかも聞いた三時間っという少しの時間だけでこんなに笑ったのは何年振りだろう。

「じゃー俺帰るね」

「次いつくるの?」
「次は明後日だよ。てか次からは普通に勉強だかんね。」
「えぇー。加藤さんとだったらいくらでも喋れるのに。」
「そんなこといったら襲うぞっ!」
立ち上がった加藤さんは前のめりになった。
「セクハラー」
とかいっぱい喋ってメッチャ楽しかった。

それから加藤さんを玄関まで送った。
「じゃ。バイバイ!」
「ばいばい。」

その時は加藤さんと付き合うなんてこれっぽっちも思っていなかった、
だって私には京チャンがいるもん。