シーン1

ある冬の日の出来事です。

一匹の猫が居ました。

猫ちゃんは野良猫でした。

猫ちゃんは、おなかをひもじくさせていました。
なぜなら、猫ちゃんはもう一週間も何も食べていなかったからなのです。

猫ちゃんは、魚屋さんへやって来ました。
美味しそうな魚が並んでいました。

あ!

猫ちゃんは、魚を一匹盗んで逃げました。


シーン2

「コラッ!」
魚屋さんの主人は、猫ちゃんを怒りました。そして、追い掛けました。
「待て、泥棒猫!」

猫ちゃんは、魚を捨てて逃げました。

それでも主人、はまだまだ猫ちゃんを追い掛け続けました。


シーン3

すると!
横から車が走って来ました。
ダメです、ブレーキが間に合いません。手遅れです。

ドン!!

猫ちゃんは、車に跳ね飛ばされてしまいました。

可哀想に・・・

猫ちゃんは、死んでしまいました。


エンディング


主人は、そのまま魚屋に戻りました。

すると、
店の魚が全てなくなっていました。

残っていたのは、無数の野良猫達の足跡だけでした。


おしまい。