「……俺個人としては水に流してもいいけど、総長としてこのままってわけにもいかねぇ。だから、」
唐突に口を開いた悠基にみんなの視線が集まった。
悠基はスッと金髪を見据えて―――
「1発殴らせろ」
「「「は?」」」
悠基の言葉に固まったのは、私と啓太と下っぱだけだった。
他のみんなは当然って顔をしてる。
「俺、痛いの嫌なんだけどなー。
これでも蛇樂総長だからね。
ケリ、つけるよ」
金髪の返答に悠基は一瞬満足げな笑みを浮かべると、私に向けて言った。
「亜美、校舎戻ってろ」
『……』
「お前は見なくていい」
『……。15分』

