女を差別する男にイラッときた私は、悠基を押しのけて前に出た。 『その“女”に負けて痛い目見んのは、あんただから』 「……んだとぉ?」 『だけど、私が女だから本気を出せなかったとか、あんたなら言いそうだからね』 後でそんな言い訳ができないように、私がただの女じゃないってこと、見せてあげる。 『銀色の髪に水色の瞳の女、知ってる?』 私は前髪を少し横に分け、瞳の色を見えやすくしながらそう言った。