この姿を見ても、みんなは私が天姫だとは信じないかもしれない。 でも、私が暴れることで信じざるを得ない状況になるわけで。 嘘つきな私をどう思うかな。 他の族の総長をしていた私をどう思うかな。 ……怖い、な。 だけど私はきっと、みんなを助けることでみんなの傍から離れることになっても、後悔なんかしない。 でも、みんなをここで見捨てたら私は一生後悔する。 だから行くね。 私は、太陽に照らされたみんなのもとへと足を進めた。