幼なじみ物語2

その時、玄関のドアが開く音がして、2つの足音が俺の部屋へと近付いた。

ノックの音がして、ドアが開いた。


「悟ー‥あっ、こんにちは」


透たちに気付いた碧依が、笑顔で挨拶をした。

パーカーにショートパンツ姿の碧依。
髪は高い位置でおだんごにしていて、シンプルな格好なのに俺の胸はドキドキと鼓動を打ち始めた。

やっぱり俺は碧依が好きなんだって、改めて実感した。


「碧依、どうした?」

「悟に貸してたDVD、今から大輔と観ようと思って」

「ああ‥ちょっと待って」