次の日。

俺は学校が終わると、まっすぐ家へと帰った。


ベッドに座って目を閉じる。


今碧依は俺のことを考えてくれているんだろうか。

碧依の出す答えはきっと、俺の望んでいる答えではない。


覚悟はできてる。


けれど、怖くてたまらないんだ。


6年間‥いや、もっと前からある想いの終わりが、今迎えようとしている。


諦めるなんて、すぐにはできないことぐらい分かってる。

それでも、碧依の出す答えが、行き場のない想いへと繋がる。